当サービスの理念・支援方針・特徴について
サービス理念
- Qどうしてこんなサービスを提供しているんですか?
- A
交通事故死者数の4倍以上の死者数をうむ「自殺」はもはやこの国の重大な社会問題です。これだけ多くの人が病み、「死にたさ」に患わされているにも関わらず、それに対する決定的な解決策がないだけでなく、「死にたい」と思うことへの偏見や誤った認識がいまだに世の中に蔓延しています。
この問題を国家や医療機関レベルではなく、民間企業の力で解決していくことを目標に当事業はスタートしました。
当サービスは「元自殺志願者」による「自殺志願者」のための、「自殺からの生還支援」を提供します。
薬物療法ではない一つの選択肢として
- Q心療内科や精神科で受ける治療とどう違いますか?
- A
当サービスは精神科などで行われる薬物療法を補完・代替する(補う・代わりになる)サービスです。
- 「薬物療法で変化が感じられない」
- 「薬物療法が合わない」
- 「薬物療法で症状が悪化した」
という人を対象に、薬物に依存しない回復を目指した支援を行います。
医療機関の代替手段として
- Q医療機関では十分な診療が受けられませんでした
- A
医療機関では5分診療や、そもそも予約が取れないといった、必要としている人たちが十分に治療を受けられていないという問題があります。
そのせいで、治療方針として時間のかかる精神療法ではなく処方箋一つで終わる薬物療法が安易に選択されてしまうという面があるのも事実だそうです。
そこで、当サービスのような民間の支援事業が、このような社会問題を解消していくための原動力になっていくのだと自負しています。
自殺未遂経験者の立場から
- Qそのほかの特徴にはどんなものがありますか?
- A
自殺志願者の気持ちに共感的な立場から支援にあたることができる点が大きな特徴です。自殺を考えることはどうしても「異常なこと」、「不道徳なこと」と認識されてしまいがちです。
また、専門の医師の中にもそういった偏見を患者に向けてくる人が少なからずいるのも現実です。
一方で、当サービスでは支援者自身が自殺未遂と、そこからの回復の経験を持つため、サービス利用者は「死にたい」思いを持つことに負い目を感じることなく、ありのままの自分をさらけ出しつつ、必要な支援を受けることができます。
支援者の保有資格
- Q支援者は専門の資格を保有していますか
- A
支援者の主な関連資格は心理学・学士号のみです。今後その他、専門資格を取得する予定もありません。
また、支援者の採用に際しても心理学などの資格の保有の有無を重視しません。その理由は以下の通りです。
- 西洋型の一般的な心理学や精神医学の考え方を踏まえた上で、それをさほど重要視していないため
- 時間・金銭により取得できる「資格・肩書き」ではなく、「自身の問題に向き合った経験」、問題を解消する「実力・実行力」を重視しているため
- 資格や肩書きは権威でもあり、それは往々にして怠慢を生む危険性を持つため
- 自殺志願者への支援においては「死にたさ」への共感と偏見なき認識が最も重要なスキルと考えるため
雇用機会の創出
- Q私も支援者になることができるでしょうか?
- A
現在、「死にたさ」を抱えた人々は社会的に排斥される立場にあります。そこで当事業では、自殺に関する問題を抱えている、あるいはそれを克服した方への雇用機会の創出を一つの目的としています。
- 心身の問題により社会参加や就労が難しい方への在宅ワークの提供・自立支援
- 当サービスにより問題を克服した方の支援者職採用
により、「死にたさ」を抱えた人が社会的に孤立せず、活躍できるような仕組みを構築・提供します。
サービスの料金とご利用の判断材料
- Q無料で利用できますか?
- A
当サービスでは、基本的には「無料のサービスのみ」で利用者の抱える問題を解消することを主眼に置いています。
しかし、症状や環境によってはそれだけでは改善が難しい人もいるため、プラスアルファの有料サービスによる支援を提供しています。
- Qどうしてステージ1の5日間は全てのサービスが無料なんですか?
- A
『THE・サバイバル』ステージ1は今にも自殺してしまいかねない利用者の応急処置的な位置付けにあります。差し迫った状況にある利用者に迅速かつ十分な支援をするために、料金の設定や支払い手続きを準備していません。
- Q全てのサービスを無料で提供してもらえませんか?
- A
十分なサービスを継続して提供するためには資金が必要になります。また、利用者にとって対価を支払うという行為が、支援への取り組みへの大きな動機付になることもわかっています。
そのため、当サービスでは有料サービスを提供し、そこで発生した収益で無料サービスの充実や、まだ接点を持てていない自殺志願者の方へのアプローチに取り組んでいます。
有料サービスを利用して「生還」を果たした人が支払った対価が、新たな自殺志願者の生還に繋がるという、いわば「命の数珠繋ぎ」のような仕組みになっています。
- Q料金設定が高い気がします
- A
価格は事業構造(サービスの仕組み)に大きく左右されます。平たく言えば、資本主義経済下では、基本的にサービスは価格相応の品質のものが提供されるようになっている、ということです。
具体的な例を挙げると、時給1500~2500円ほどでサービスを業務委託しているような大手カウンセリングサービスでは、片手間や副業でその場限りの対応を任せられた人物による支援しか受けられません。
一方、当サービスでは、その場かぎりの対応ではなく、利用者の問題の改善に継続的な視点で取り組むため、サービスへの事前準備や、アフターフォロー、継続して担当できる人材の確保などに費用がかかります。
「低価格で多くの人にサービスの提供する」のではなく、「サービスを提供する方に、最大限の成果を約束する」ことを目的とした事業構造のため、当サービスでは必然的に前者よりも価格帯の設定が高くなっています。
- Qどうして未成年者は全サービスを無料で利用可能なのですか?
- A
未成年者は支払い能力に限界があることが多く、また、保護者に代わりに支払いを求めることも、当サービス利用の同意を得ることも難しい状況が十分に想定されるためです。
- Q私はこのサービスを利用すべきでしょうか?
- A
ご自身の目的に応じて、ふさわしいサービスを選択するのが良いと思います。
- 「誰でも良いから、とりあえず話を聞いてもらいたい」
→いわゆる「愚痴聞きサービス」など利便性が高く安価なサービスを利用するのが良いでしょう。 - 抱えている問題に真剣に取り組んでくれる人からの支援を受けたい
→安価でなくても、「十分な対応をするための仕組みを備えている、信頼できるサービス」を利用するのが良いでしょう。
- 「誰でも良いから、とりあえず話を聞いてもらいたい」
「能動的に働きかける」支援のあり方
- Q民間療法は不安です。「洗脳」されませんか?
- A
医療機関や専門の心理職者の提供するサービスで「ヤバイ」ものもあれば、民間のサービスで問題が解決してしまうこともあります。もちろんその逆も然りです。
重要なのは「民間かどうか」、ではなく「そのサービスが」あなたにとって良いものかどうかです。
無資格のカウンセラーのサービスであれ、実際に人が集まり事業として回っているのであれば、経済原理的にみて、それは「良いサービス」である可能性が高いのです。
大切なのは、自分の目で確かめて、自分で納得のいくサービスを選択することだと思います。
- Q有料サービスを利用するように勧誘されている気がします
- A
多くの場合、心身に問題を抱え弱ってしまっている人は、変化や行動を起こす気力を持ち合わせていません。
そのため、問題を抱え弱っている人に必要な変化を与えるには、まず、その人を「動機付け」する必要があります。
そのため、様々な方法を用いて利用者を「動機付けすることで変化を起こす機会を作り出す」ことこそが私たちの役割だと考えています。
- Q重いテーマを扱っている割に、明るくて軽い印象を受けます
- A
当サービスでは、「ゲーム要素」・「デザイン性」・「双方向性」を重視したコンテンツ作りを心がけています。
一般的なメンタルヘルス関連サービスはコンテンツ全体の雰囲気が重くなりがちです。
重くなって問題が解消するならいくらでも重くなればいい。しかし、現実はそうではありません。
当サービスではゲームアプリを利用したり、お気に入りのブランドで買い物をするように、心を躍らせながら問題の解消に取り組んでいく、そんな体験を目指しています。
メンタルヘルスケアの領域においても、テクノロジーやマーケティングの手法を巧みに用いて、「能動的に悩みを抱えた人たちに行動を促していく」という支援の在り方こそが、これからの超デジタル情報社会において求められているのかもしれません。
そういった考えから、当サービスで提供するコンテンツは、一般的なメンタルヘルスサービスとは大きく異なり、購買意欲や欲求を刺激し動機付けを促すデザイン・機能・構成をしています。
ご家族や医師のご理解を得るために
- Q家族に「怪しいサービスを利用してるんじゃないか」と心配されます
- A
当サービスのコンテンツは、「死にたい」思いをしたことがない人からすると正直、かなり「怪しい」内容だと思います。理解を得ることは難しいかもしれません。
- Qでは、どうすれば良いでしょうか?
- A
ご家族との関係を崩してしまう危険があるのなら、残念ながらこのサービスの利用はおすすめできません。ご家族や大切な方との関係の方を優先してください。
ただ、以下に運営主体についての公開情報を記載していますので、このページの内容と併せてご家族のご理解を得るためにお役立て下さい。
また、ご相談いただければ、ご家族からのご理解を得るために個別の対応も承っています。